俺の愛も絆も、全部お前にくれてやる。



いつも帰りが遅いお父さんも居るし!



「お父さん、仕事は?」


「〝息子〟が熱を出して寝込んだって言ったら、早く帰らせてくれたよ」



桜達が居るからか、あたしを“息子”だと言ったお父さんにアイコンタクトでありがとうと伝えた。


申し訳ない…ほんと…



「つーか、泉も美形ならお父さんも美形なんすね!かっこいい~!」


「ははっ、ありがとう遥くん」



すっかり馴染んじゃってるし。



「起きてて、大丈夫なのか?」



はぁとため息を吐いた私に目線をやる涼。

ずっと黙っていた彼が初めて口を開いた。


どうやら心配してくれているらしい。


ソファーに座っている涼から見上げられるのって、なんだか新鮮。



「大丈夫……」



それを聞いた涼はほのかに微笑んだ。