「ちえっ、つまらんなあ」
ズキズキ痛む頭をさすりながら、あたしはソファーに座った。
「そうだ。ベタといえば。いいもん見せてやるよ」
本棚の隅から補欠が持ってきた物は、中学時代のアルバムだった。
「ぎえーい! 貸せ! 貸せ貸せ貸せー!」
あたしは三日三晩エサを与えてもらっていない動物のように、それに飛びついた。
「おっと……危ねえなあ。飛びつくなよ」
あたしの迫力に補欠が目を丸くして、ストンと隣に座った。
「どこ! どこだ! あたしの補欠はどれ!」
あたしは乱暴にバラバラとページをめくった。
「あたしの補欠って……」
「お前はあたしの補欠だぞ! 違うか? いいから教えな」
補欠が苦笑いしながらヒントを出した。
「3年1組」
「コップンカー! (ありがとう)」
1組を開いて一番最初に目に飛び込んで来たのは、なぜか健吾で。
「ぶはーっ! なんじゃこりゃ、バカ丸出しー」
健吾を指差して笑うと、どれ、と補欠も覗き込んできた。
「ほれ! この健吾。アホー」
みんな口を閉じてにっこり微笑んで写ってるっていうのに。
健吾だけが口を開けてニヘーと笑っていた。
しかも、前歯が一本欠けていた。
それがツボでかなり笑えた。
「歯が欠けてる!」
「ああ、この時、健吾のやつ怪我してて」
ズキズキ痛む頭をさすりながら、あたしはソファーに座った。
「そうだ。ベタといえば。いいもん見せてやるよ」
本棚の隅から補欠が持ってきた物は、中学時代のアルバムだった。
「ぎえーい! 貸せ! 貸せ貸せ貸せー!」
あたしは三日三晩エサを与えてもらっていない動物のように、それに飛びついた。
「おっと……危ねえなあ。飛びつくなよ」
あたしの迫力に補欠が目を丸くして、ストンと隣に座った。
「どこ! どこだ! あたしの補欠はどれ!」
あたしは乱暴にバラバラとページをめくった。
「あたしの補欠って……」
「お前はあたしの補欠だぞ! 違うか? いいから教えな」
補欠が苦笑いしながらヒントを出した。
「3年1組」
「コップンカー! (ありがとう)」
1組を開いて一番最初に目に飛び込んで来たのは、なぜか健吾で。
「ぶはーっ! なんじゃこりゃ、バカ丸出しー」
健吾を指差して笑うと、どれ、と補欠も覗き込んできた。
「ほれ! この健吾。アホー」
みんな口を閉じてにっこり微笑んで写ってるっていうのに。
健吾だけが口を開けてニヘーと笑っていた。
しかも、前歯が一本欠けていた。
それがツボでかなり笑えた。
「歯が欠けてる!」
「ああ、この時、健吾のやつ怪我してて」



