『次は、宮里乃病院。宮里乃病院…』 町の外れ。流星の通路を挟んで隣に座ったバスの席。 宮里乃病院という結構大きめの病院のところで彼は降りますベルを鳴らした。 「いつものって…病院なの?」 聞くと彼は「あぁ」と軽くうなずくだけで。わたしはますます解らなくなる。 「来ればわかるから」 それしか言わない彼に若干の苛立ちを抱えながらもわたしは隣を歩く。 すると自動ドアの前まで来てスウッと開いた先には白い世界、消毒液のにおい。 「お見舞いです。705のヒイラギツボミに」 「ヒイラギ…ツボミ」