リョウは実は小学校から流星と一緒で。タイプは違うけどそこそこ仲がいい。 「聞いてよリョウ、ヒイラギさんから?の電話かなんかで行っちゃってさ」 ―…?! まただ。 ヒイラギさんの名前を出したとたんにリョウまでもが口を歪ませる。 「……リョ」 「莉桜…は、知らねぇからな。知らないままでいい」 名前を呼ぶまえに彼は真剣な眼差しでこう言ったんだ。 知らないままでいい? 「えっ……」 聞き返そうとすると彼はまたすぐにきびすをかえした。 待ってよ、の声は届かなかった。