先生につれられて走っていってしまった。 「えっ……」 残ったのは渡されたファイルと―… さみしそうな横顔となにかが起こる予感だけ。 ☆★☆ 「じゃあ終わります。お疲れ様でした」 生徒会の会議も終わったけど一向に流星は姿を表さなかった。帰っちゃったのかな? 「どこ行ったんだろうなぁ…」 すると前方にリョウ、発見。部活帰りなのか汗だくだ。 「おつかれ、リョウ」 すると彼はすっと右手を挙げた。 「よ…あれ、流星は?」