★☆★ 神様なんて、いない。いたとしても、酷すぎる。 あんな素敵な人を、あんなに優しい人を。こんなに早く連れ去ろうとするなんて―― 最後に訪れた日から2日後 ピ――…… 耳につく電子音が見慣れたはずの白い部屋に響く。 でもいつもの優しい笑顔も柔らかな声も蕾美さんのぬくもりも何もない。 「ご臨終です……」 あるのは冷たい空気とまわりの人の嗚咽だけ。