「…そうなんだ…。」
「あ、無理して話さないでくださいね。
あの…お恥ずかしながら…私のヒールの力はすごく弱くて…熱も少ししか下げることが出来なくて…。
でも…その…優秀なヒールの使い手はまだ…この国には揃っていなくて…。」
「ああ…いいよ。オレの熱なんて。
迷惑かけてごめんね…もう帰るから…。」
「だっ…ダメです!!」
「え…?」
由里加がオレの服の裾を強く引っ張った。
「…完全に治ったわけじゃないんですから…。
私のヒールは不完全なんです…。
ですから…足りない部分は私が手当てします。」
「…君にこれ迷惑をかけるわけには…。」
「わっ…私が心配なだけなんです。
だから…お願いします。私に手当てさせてください。」
ペコっと頭を下げる彼女。
なんでオレなんかの手当てのために…
そこまで考えたところで、オレの意識はまた途切れた。
「あ、無理して話さないでくださいね。
あの…お恥ずかしながら…私のヒールの力はすごく弱くて…熱も少ししか下げることが出来なくて…。
でも…その…優秀なヒールの使い手はまだ…この国には揃っていなくて…。」
「ああ…いいよ。オレの熱なんて。
迷惑かけてごめんね…もう帰るから…。」
「だっ…ダメです!!」
「え…?」
由里加がオレの服の裾を強く引っ張った。
「…完全に治ったわけじゃないんですから…。
私のヒールは不完全なんです…。
ですから…足りない部分は私が手当てします。」
「…君にこれ迷惑をかけるわけには…。」
「わっ…私が心配なだけなんです。
だから…お願いします。私に手当てさせてください。」
ペコっと頭を下げる彼女。
なんでオレなんかの手当てのために…
そこまで考えたところで、オレの意識はまた途切れた。



