ときどき、すれ違う女性が真樹の方を見ているのがわかる。
2人で歩いているとどんなふうに見えるんだろう?となるみは思った。
((兄妹?でも、あまりに似てないし。
彼女・・・まさか。こんなふわふわファッションじゃ、おたくだよね。))
「なるみちゃん、ヒヨコさんのトレーナーあったよ。」
「いやっ!かわいいのはパジャマだけにして。
ほんとに学校では、普通の高校生でいたいの。地味でいいの。」
さすがに涙ぐまれては真樹もかわいい趣味を押し付けることもできず、なるみに押し切られてしまった。
お昼にはなるみは、とろろがけの日本そばが食べたいと言った。
先に言っておかないと、真樹の趣味で女の子だらけのイタリアンなお店に連れていかれそうな気がしたからだ。
お店としてはイタリアンでもよかったのだが、女の子どうしも、カップルで来てる女の子でさえも、真樹を注目するのは目にみえていた。
すると、当然、なるみは落ち着いて食事ができないと思った。
意外なことに真樹は食事については、「そう」と言ってなるみの希望をきいてくれたのだった。
「なるみちゃんあっさり系好きだもんね。僕はもうちょっとスタミナがつくものを食べた方がいいと思うんだけどね。
体力つけなきゃいけない時期なんだから、ダイエットなんてしちゃだめだよ。」
「伊織さんのメニューはダイエットいらずですよ。
栄養面はばっちりだし、見た目ボリュームあるし、味は繊細なんだもの」
2人で歩いているとどんなふうに見えるんだろう?となるみは思った。
((兄妹?でも、あまりに似てないし。
彼女・・・まさか。こんなふわふわファッションじゃ、おたくだよね。))
「なるみちゃん、ヒヨコさんのトレーナーあったよ。」
「いやっ!かわいいのはパジャマだけにして。
ほんとに学校では、普通の高校生でいたいの。地味でいいの。」
さすがに涙ぐまれては真樹もかわいい趣味を押し付けることもできず、なるみに押し切られてしまった。
お昼にはなるみは、とろろがけの日本そばが食べたいと言った。
先に言っておかないと、真樹の趣味で女の子だらけのイタリアンなお店に連れていかれそうな気がしたからだ。
お店としてはイタリアンでもよかったのだが、女の子どうしも、カップルで来てる女の子でさえも、真樹を注目するのは目にみえていた。
すると、当然、なるみは落ち着いて食事ができないと思った。
意外なことに真樹は食事については、「そう」と言ってなるみの希望をきいてくれたのだった。
「なるみちゃんあっさり系好きだもんね。僕はもうちょっとスタミナがつくものを食べた方がいいと思うんだけどね。
体力つけなきゃいけない時期なんだから、ダイエットなんてしちゃだめだよ。」
「伊織さんのメニューはダイエットいらずですよ。
栄養面はばっちりだし、見た目ボリュームあるし、味は繊細なんだもの」

