「ええ…そうだけど…どうしてあなたが…?」
「私の家では…お花屋さんも経営してるんです。
それで、翼さんがよく買いに来てくださって…それで…。」
「そう…だったの…。」
「香澄さんにプレゼントするお花をいつも選んでいました。
本当ににこにこと笑顔を浮かべながら…楽しそうに選んでいたんです。
だから…香澄さんのことがとっても…とっても好きだったんだって思います。」
「…ありがとう…。」
そう言った瞬間に、香澄さんの頬に涙がすーっと落ちて行った。
誰も何も言えなかった。
「あっ…!!香澄さんに素敵なものをあげます。」
「み…美羽ちゃん…?何を…。」
「星来様はご存知ないですか、このお花…。」
「え…?」
美羽ちゃんが手に持っていたのは…キラキラとオレンジ色に光る小さな花。
「…ピュアラズリというお花です。
時空の歪みに飲み込まれた時になんだか摘んでしまっていたみたいで…洋服についてたんです。
紫紀様に時間を止めてもらっているので萎れたりしません。
これを差し上げます。」
「どうして…私に…?」
「翼さんと香澄さんにぴったりなんです。ピュアラズリの花詞が。」
「え…?」
「『永遠にあなたを忘れない』」
「私の家では…お花屋さんも経営してるんです。
それで、翼さんがよく買いに来てくださって…それで…。」
「そう…だったの…。」
「香澄さんにプレゼントするお花をいつも選んでいました。
本当ににこにこと笑顔を浮かべながら…楽しそうに選んでいたんです。
だから…香澄さんのことがとっても…とっても好きだったんだって思います。」
「…ありがとう…。」
そう言った瞬間に、香澄さんの頬に涙がすーっと落ちて行った。
誰も何も言えなかった。
「あっ…!!香澄さんに素敵なものをあげます。」
「み…美羽ちゃん…?何を…。」
「星来様はご存知ないですか、このお花…。」
「え…?」
美羽ちゃんが手に持っていたのは…キラキラとオレンジ色に光る小さな花。
「…ピュアラズリというお花です。
時空の歪みに飲み込まれた時になんだか摘んでしまっていたみたいで…洋服についてたんです。
紫紀様に時間を止めてもらっているので萎れたりしません。
これを差し上げます。」
「どうして…私に…?」
「翼さんと香澄さんにぴったりなんです。ピュアラズリの花詞が。」
「え…?」
「『永遠にあなたを忘れない』」