結局試合は龍兄の判定勝ち。試合の後のけだるさと負けた悔しさを引きずって、私はリングから降りる。
「うあー、訛ったかな、糞」
「いやいや、毎日練習してる俺相手にノックアウトされなかったんだから凄いんじゃね?こんなんじゃ王者防衛ヤバイかもなー俺」
グローブを外しながら言う私に、ははは、と苦笑する龍兄。
「っはー!カッコイイ!やっぱり生の試合スゲー!今度の防衛戦行きたいー!生で観たい!」
春風はそんなことを言いながら龍兄と私にタオルを被せた。
「春、久しぶりだなあ。また越してきたって?陽菜子を頼むな」
「いや、あはは。逆に守ってもらってるんだよね、ヤンキーから」
あははじゃねえよ春風。男なら私を守れ。まあいらんが。こんな弱っちいのに守られる必要ないが。
「うあー、訛ったかな、糞」
「いやいや、毎日練習してる俺相手にノックアウトされなかったんだから凄いんじゃね?こんなんじゃ王者防衛ヤバイかもなー俺」
グローブを外しながら言う私に、ははは、と苦笑する龍兄。
「っはー!カッコイイ!やっぱり生の試合スゲー!今度の防衛戦行きたいー!生で観たい!」
春風はそんなことを言いながら龍兄と私にタオルを被せた。
「春、久しぶりだなあ。また越してきたって?陽菜子を頼むな」
「いや、あはは。逆に守ってもらってるんだよね、ヤンキーから」
あははじゃねえよ春風。男なら私を守れ。まあいらんが。こんな弱っちいのに守られる必要ないが。



