「春風、奥から私のグローブとテーピング持ってこい」
「……りょーかいです」
春風は私の半ば脅しとも取れる命令に従順に従い、頼んでもいないのにテーピングまでやり始める。私のセコンドにつくつもりらしい。
皆川会長の方は、この勝負に興味津々な龍兄がテーピングと調整、セコンドも行うみたいだ。
さっきの俺様のすっげースパーリングを見てたジムにいた人間達がわらわらギャラリーを作り始め、リングの周りは賑わう。
「ひよこを屈服させるいい機会と、それに見合ったギャラリーだな」
「へっ!屈服すんのは会長かもね」
準備の済んだ私達は審判に入った親父を挟み、グローブ同士をぶつけ合う。
ぶつけたグローブから、闘志が移って燃え盛りそうなほどに熱く感じた。
「……りょーかいです」
春風は私の半ば脅しとも取れる命令に従順に従い、頼んでもいないのにテーピングまでやり始める。私のセコンドにつくつもりらしい。
皆川会長の方は、この勝負に興味津々な龍兄がテーピングと調整、セコンドも行うみたいだ。
さっきの俺様のすっげースパーリングを見てたジムにいた人間達がわらわらギャラリーを作り始め、リングの周りは賑わう。
「ひよこを屈服させるいい機会と、それに見合ったギャラリーだな」
「へっ!屈服すんのは会長かもね」
準備の済んだ私達は審判に入った親父を挟み、グローブ同士をぶつけ合う。
ぶつけたグローブから、闘志が移って燃え盛りそうなほどに熱く感じた。



