――チャラ男が、恋してもいいんだ。 見た目が悪くても?つり合わなくても? …それでも、いいんだ!! 「サンキュー優也!俺、告白してくる。好きだって、堂々と伝えてくるっ!」 「おう。行ってこい!」 …俺は梅乃がどこに行ったかクラスの女子に聞いて、教室を飛び出した。 「凛なら図書室に行ったよ」 図書室……確か、二階だよな。 俺は走って図書室へ向かった。 「…あ、」 すると、図書室から二、三冊の本を持った梅乃が出てきた。