「つか腹減ったー!佑希、旭と樹のとこ行ってなんか食おーぜ!」

「…そうだな」



アイツらには会いたくないが空腹には勝てず、元いた場所に向かった。



「――うわあっ!」



途中、陽哉がなぜか派手に転んだ。…砂浜で転ぶなんて幼稚園児ぐらいだろ。



「…あ、佑希と陽哉じゃん!」

「ほい。焼きそば買っといたぞー」

「おっ、サンキュー!」



――昼飯を食った後は海で鬼ごっこをしたり、スイカ割りをしたり、旭を埋めたり、徒競走をしたり…と、ヘトヘトになるまで遊んだ。

…そして帰り道、俺は思った。



「俺ら、何しに来たんだ?」





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