とりあえず何か言わないと、さらに怒られる。 それくらい睦月には理解できていた。 焦った結果、睦月の口からはこう出た。 「み、美咲ちゃんと同じ高校!!」 「え!?」 思わずソファでテレビを見ていた美咲が振り返る。 「ちょっ睦月、本気?」 「え、えっと・・・・」 ぎこちない会話に、お母さんのゆったりとした声が入る。 「まぁ、いいんじゃない?一応書いときなさい」 「う、うんっ」