池田屋か四国屋か、副長と山崎が言い争っている。



「どちらかはっきり分からないのか!?」




「すみませんっでも、多分池田屋だと思われますが・・・」




どちらを攻めるかなかなか決まらない。




沖田は微笑し、二人の間に入った。




「僕は池田屋だと思うけどな~」




「なぜ分かる」




「なんとなく?」





眉間にしわを寄せながら、「どうしようか」と近藤に助けを求める土方。





「じゃあ、池田屋と四国屋に別れて待機しよう」





「それが一番無難だな」





それから話し合った結果、土方率いる隊だけが四国屋で待機し、残りの近藤含めの隊士たちは、池田屋で待機することになった。