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はてさて、どう返事をしようか。
沖田は一人になった自室で、さっそく一枚の紙を前に頭を抱えていた。
別にこの予言をはなから信じないわけではない。
もし本当にこの事件が起これば、蒼井睦月が2010年の者だと信じる。
そう考える沖田は、どこかでもう蒼井睦月の全てを信じている自分がいることに気付いていなかった。
「はぁーーーー」
長いため息の後、「こんな手紙拾うんじゃなかった」と続けた。
その時、タイミング悪く土方が入ってきた。
「本当にそう思ってるのか?」
「わー土方さんだ。土方さんだ」
棒読みで、人を馬鹿にしたような言い草。


