屯所内を1周した辺りで鬼の副長の足音が消えた。






「ふぅ・・・今日はいつもよりしつこかった」






言いながら自室へ向かう。






とっさに繋いだ手を離すタイミングをつかめず、未だ繋いだまま。






だが、互いそれでよかった。







そしてそのまま角を曲がった時だった。





「そーーうーーーじーー」







低い声が2人を襲った。







「うわっ」







土方が待ち伏せしていたのだ。