「睦月、一番点数低かった人罰ゲームあるって分かってたよね?」 「わかってたけどー…」 だだをこねるような声を出し、体を歪ませる。 「勉強した?」 美奈が優しい声で尋ねる。 「一応は、したけど・・・」 「ま、とりあえず罰ゲームは睦月ってことで」 何がとりあえずなのか分からないが、真帆が無理やり話を進めた。 「罰ゲーム・・・?」 「うん。早く海行こう。ちゃんと大声で叫んでね」 「えー」