それを察した睦月は土方に笑顔を向けた。






「もちろん、帰りますよ。私は、沖田さんを一目見れただけで満足です。今日はもう遅いので、明日沖田さんの書いた手紙を辿ろうと思ってます」






「・・・・・そうか」






土方は安心したように、だがどこか悲しそうにそれだけ言うと、方向を変え、どこかへ行こうとする。







睦月の顔で固まっていた笑顔が、みるみる力が抜けていく。






それを察した土方が、再び睦月に目を向ける。







女のそんな不安な顔を見て、放っておけるわけがない。






土方は慣れないくせに、元気をつけようとした。







「大丈夫、あいつなら。絶対大丈夫だから」






言いながら睦月の頭をなでる。