桜の絵が描かれている、赤い櫛。





睦月は首を傾げながらそれを受け取った。






「今日行った呉服店で買ったんですよ」





「い、いつの間に・・・・ありがとうございますっ大切にします!!」






もらった櫛を胸にあて、笑顔で言う睦月。






だが、





「大切に、しないでいいんですよ」






「え・・・・?」






「睦月はまだ、この先長いんですから・・・・」