「それに、会いにも来てくれた」





首を傾げて睦月を見る目は、優しかった。






「俺が、1番望んだこと・・・・」





そう言って、きつくきつく抱きしめた。






「沖田さんっ沖田さんっ」






睦月はただ泣きながらひたすら沖田の名前を呼ぶ。






夕食なんて当の昔に冷めてしまっている。






「あたしも、沖田さんに会えるのをずっと待ってましたっごめんなさいっもっと早く会いに来てれば・・・・」






抱きしめる力を弱め、沖田は優しい声で言った。






「ううん。いいんです。だって、海に飛び込んで来たんですよね。着いた時には気を失っていたと聞きましたよ。そんなこと、普通出来っこありません。会えただけでいいんです。もっと早くだとか、俺は望みません」