本当、今更だ。 突然ドキドキ鳴り出す睦月の心臓。 急に、沖田の顔が見れなくなった。 ずっと俯く睦月に、沖田は首を傾げる。 「睦月?どうしました?」 「え!?あっ・・・」 戸惑う睦月に沖田はまるで子供を見るように笑った。 「緊張しているんですか?」 「そ・・・・・・・はい」 答えると同時に顔を真っ赤にし、余計俯く。 「そんな硬くならないで下さい。今日は睦月を楽しませたいのですから。笑って下さい」 「は、はい」