そして、すぐに空気を変え、元気な沖田の声になる。
「あ、ここです!!ここの甘味屋、本当おいしいんですよ」
「甘味屋・・・」
「あれ?睦月の時代にはないのですか?団子とか、食べれるところなんですが」
「喫茶店みたいな感じかな?」
首を傾げながら、沖田の後ろを着いていく。
すると、中に入るなり美しい女の人が迎えてくれた。
桜だ。
「あら沖田さん。こんにちは。今日はお連れ様とご一緒なのですね」
そんな桜の言葉に、沖田は照れながら「あぁ」と返事をする。
そして席に座り、さっそく食べたいものを聞かれる。
今更だが、睦月は考えた。
これって、もしかしてデート!?


