睦月は涙を流してそう答えた。 瞬間、突然腕を引っ張られ、バランスを崩す。 そして、沖田の胸に抱きしめられた。 「睦月・・・・・・・会いたかった」 やっと叶った。 睦月に会えた。 睦月の声が聞けた。 睦月を、抱きしめることができた。 沖田までもが泣きそうになるのを、必死でこらえる。 「沖田さん、沖田さんっ」 名前を呼び続ける睦月の声が、部屋中にこだまする。 2人は何をすることもなく、ただ体温を感じ合った。