「では・・・何かあったら呼んで下さい」 山崎は心残りな気持ちで、沖田の部屋を後にした。 しんと静まり返った部屋に、沖田の寝息だけが聞こえる。 いつも何を考えているのかわからないくらい真顔な斎藤。 だが、今は心配そうな表情があった。 頭を抱えながら、今日のことを反省する。 と、その時、寝ていたはずの沖田の目が、ゆっくりと半分程度開いた。 「は・・・じめくん」 「総司!?」