**** 「今日も、晴れか・・・」 開けた襖から入る太陽の光が、沖田にとって久しぶりすぎて異様に眩しく感じる。 「こんな晴れているのだから、海にでも出かけたいものだな」 そんな沖田のつぶやきは、独り言のはずだった。 が、思いもよらず、返事が返ってきた。 「やめておけ。総司」 「・・・・・一くん?」 偶然にも通りかかった斎藤が、沖田の部屋の前で立ち止まる。