力なく笑う沖田に、山崎はたおるを絞りながら言う。 「そんなことないです。頑張ってください。 沖田さんは、 ・・・・・・・肺結核なんですから」 コトン、とコップを置く音が小さく響く。 「・・・・・・寝る」 山崎に背を向け、布団にくるまる。 「無理、しないでくださいね・・・」 それだけ言うと、山崎は静かに部屋を後にした。