「恵理!?」
驚いて立ち上がる睦月をよそに、恵理は何事もなかったようなテンションで話し出した。
「何してんの?」
「いや、これを拾いにきただけで・・・えっもしかしてみんなつけてきたの!?」
恵理の後ろから、ぞろぞろと顔を出す美奈と真帆。
「最近誘ってもノリ悪いからさ。男でもできたのかなって話してたんだよ、ねぇ」
美奈が同意を求めるように、真帆を見て首を傾けた。
「でも違ったってゆー落ち。結局何してんの?」
真帆の言葉に、「えっえっ」とあたふたする睦月。
どう説明していいか分からないようだ。
そんな睦月を見て、恵理が無言で睦月が握っていたビンを奪った。
「あぁっ」


