「沖田さんに会うため」なんて言えるわけがない。 「だったら京都で何すんのさ」 少し口をふくらませてみる。 「あれさ。金閣寺とか?」 「何それ。つまんないの」 「だったらお前は鹿せんべいでも食べとけ」 「先生、それ奈良です」 適格なつっこみをする妃菜。 「うっせぇ!」とドデカい声が耳を突く。