「どこ行くの?」 「毎年京都と大阪でしょ?だから多分今年も・・・」 「京…都…?」 瞬間、睦月の顔にみるみる緊張が走る。 京都・・・ 京都・・・ 何度も何度も頭の中で連呼するうちに、考えは確信に近づいていく。 そして、答えが出た。 「沖田さん・・・・・・」 「え?」