今度は翼が理解不能になった。 そりゃそうだ。 人の告白無視しといて、何やら考え事を始めたのだから。 そしてぽかんとしている翼をお構いなしに、1人みるみる顔を赤めらせていった。 「あ、あたし、帰るね!」 「え!?」 突然立ち上がり、その場を走り去ろうとする睦月。 そんな睦月の腕を掴む。 「返事は!?」 「返事!?」 「告白の!」