「いや、別に好きってわけじゃ・・・てか、何で海?」 「え、だって・・・今海見たから・・・」 「え・・・?」 再び外を見て、海があることを確認する。 「ホントだ。ここから海見えるんだ」 「綺麗だよね」 睦月も窓の外の海を見る。 「海好きなんだ?」 翼からの質問に、目線を変えずに答える。 「好きだよ」