「何よー嬉しくないのー?」 「う、嬉しいよっでも・・・・」 「でも?」 「・・・・・・信じられなくて・・・・」 睦月は、本当に小さい声でそう言った。 「合格だよ。睦月あんだけ頑張ってたもんね。おめでとう」 そんな睦月に、美咲は優しい声だった。 3月。 睦月の高校合格が決まった。 「睦月!同じ高校だねっ!」