ヒミツのお姫様☆2nd




「言えよ」



「あの……ですね」




爽は、私の近くまで歩いてきた。



「早く言え」



なんだか、声のトーンがいつもより低くて怖いんですけどー!!



「……さ、斉藤と、し、信哉に、お、女だって、バレました」



途切れ途切れにそう言うと、爽は、「ふーん」と鼻をならした。



「ふ、ふーんって……何よっ」