「……俺? 俺は……気分転換に?」 「お、起きるの早いね」 「あぁ、昴が何か早くに目覚ましのアラームを設定してて、それで俺も起きちゃったから……」 城井は、それだけ言うと…… スッと掛けていた眼鏡を外し、ポケットの中に入れた。 その仕草にドキッとしてしまう私。 そして、城井は、私と目を合わせた。 「……っ!!??」