……しかし。 今度の私の心の声は、誰にも届かなかった。 うぅ……。 私がうなだれていると…… 「……っ!!??」 首筋に、痺れが走った。 「……そ……う///」 場所っ!! ここの場所分かってます? ここ、みんなもいるバスの中だってー!! そうは思うものの。 バスの中。 私が抵抗するためにジタバタ暴れたら逆に注目の的になってしまう。 ――……だから、私はこの甘いとも言える痺れに耐えるしかないのだ。