「……///」 花梨ちゃんは、それから何も言わず、ただ顔を赤く染めるだけで……。 昴達は、 やれやれ…… という感じで私達を見ていた。 それから、私が解放されたのは、数分後だった。 「はぁっ…」 なんか、緊張してて上手く呼吸できなかったよ……。 爽から解放されたと同時に、たくさんの空気を肺に送り込む。 花梨ちゃんも、我に返ったのか、はっとして、目をぱちくりさせていた。 そして、 「わ、私、おじいちゃんのところに行ってきます!」 教室を出ていった。