ヒミツのお姫様☆2nd




「……じゃ、キスして……というか、するっ!」



なっなななっ!!



花梨ちゃんの可愛い顔が近づいてくる。



……っ!?



イヤー!!

花梨ちゃんっ!
それ以上、近づかないでー!!



私は、顔を横に逸らした。



……でも、キスされるまでは時間の問題かも。


お願いっ!!

誰か……誰か……



「助けてっ」


花梨ちゃんに、聞こえないくらい小さな声を出したとき。



――ガラッ



「はぁっはぁっ…、柚希……」