私は、静かにコクンと首を縦に振った。 「……」 何も言わない爽。 恐る恐る爽の顔を見てみると、爽は驚いたように目を見開いていた。 そんな爽をジーっと見つめる。 そして、それから数秒後。 「やけに素直だな」 やっと口を開いた爽はそれだけを、言い捨てて 「んっ」 さっきよりも甘くとろけるようなキスをした。 そして、そのままその場に……私を押し倒した。 ――ゴチンっ☆