私は、そのことに驚いて、肩を揺らしてしまった。 でも、花梨ちゃんはそんな私の態度に気づいているのか、いないのか分からないけれど距離が広がることはない。 むしろ、だんだん近づいてる……? 花梨ちゃんが教壇の上に乗って、私の目線と花梨ちゃんの目線がだいたい同じ高さになった。 自然と交わる視線。 き、気まずい……。 私が、視線を逸らしたとき。 ――ガタンッ!!