「正解。 さすがだね。彼氏くん。 彼女のことはお見通しってか?」 信哉が立ち上がりながら、口を開いた。 立ち上がるときに少し信哉がふらついたのを、私は見逃さなかった。 「信哉っ、大丈夫?」 「あぁ」 信哉は私に“心配するな”と言わんばかりにまっすぐな視線を投げかけてきた。 「信哉も、ちょっとやりすぎ。 あのまんま、俺が何もしなかったら、おまえ…キス…してただろ?」 「さぁ? どうかな?」 挑発的に爽に言葉を発する信哉。