……わぁ/// 眼鏡を外した信哉の姿を見て、心臓が跳ねてしまった。 どうやら、私は信哉のこの姿に弱いみたいだ。 「トラウマになっちゃうかな……?」 急に信哉が眉尻を下げる。 切ないようなその表情。 どうしちゃったのかな? というか……トラウマって……何だろ? 「俺のこと……嫌いになるかもな」 切なそうに微笑む信哉。 信哉は時計を見て、 「じゃ、始めるか」 ため息混じりに、でも少しだけ楽しそうに……いや本当は悲しかったのかな……一言言うと、 「きゃっ!?」 私の腕をぐいっと引っ張った。