ため息混じりに言葉を零す爽。 「俺の……理性の問題かな……」 そして、私にしか聞こえないような声でそう呟いた。 なっ!!! り、理性っ///!? 餌を欲しがる金魚のように、口をパクパクと開閉させる私を、爽はふっと鼻で笑った。 「2週間……アイツがいるってことは……」 爽はチラリと花梨ちゃんに視線を向けると、またすぐに私に視線を戻した。