ヒミツのお姫様☆2nd




部屋の中から出てきた爽は、ウザったそうに後ろにいる花梨ちゃんを顎で示す。


あ……イチャついてる感じではなさそう。


「よかったぁ……」


ホッと胸を撫で下ろす。



「よかったぁ……じゃねぇ」



そんな私の頭上から、低い声が聞こえた。


「ほぇ?」


「だから、何でコイツがいるわけ?」