「うん。 分かるよっ! 爽くんに聞いたから」 か、花梨ちゃん……爽とそういう話までしてたの……!? 「そうか、じゃあ、先行ってくれ。 柚希くんは、残ってくれ」 「……はい」 「じゃあねっ!おじーちゃんっ! またあとでねっ!柚希くんっ!」 ヒラヒラと私と学園長に手を振る花梨ちゃん。 私も一応、手を振っておいた。 ――ガチャン 花梨ちゃんが、この部屋から出ていった音がやけに耳に鳴り響く。