リサの声は、だんだんとボリュームが上がってきて、喘ぎとも悲鳴ともつかなくなってきた。 私は必死で逃げる方法を考えていた。 二人の行為をチラリとも見ずに……。 すると一際高い声がした後、リサの声がやんだ。 終わったのか……? 『ねぇ、なっちゃん?』 気付くと目の前にヤツがいた。 私はビクリとして顔を少し上げて、ヤツを睨んだ。