月夜に舞う桜華




「落とし前はつけるべきだろ?」


今の皇蘭にしたのは、今の総長を選んだお前の責任だ。


(選んではいないけど)


落とし前……か。
一理ある。しかし、だ。


(………あたしに、あいつを見れるか?)


答えは、否、だ。


「無……「まぁ、頷くまでここからは出せないが」


チッと派手に舌打ちをする。
強制か、なら聞くな。
選択肢を与えるな。


「勿論、つけるよな?」

「…………」


朔夜から伝わる有無を言わせない圧力。
流石は総長。


(だけど、全開であたしに向けなくても)


心の狭い男だ。
あたしは、深くため息をついた。


「――――分かった」


仕方ない、とあたしは自分の手を見つめた。
落とし前を、つける、か……。