「落とし前はつけるべきだろ?」
今の皇蘭にしたのは、今の総長を選んだお前の責任だ。
(選んではいないけど)
落とし前……か。
一理ある。しかし、だ。
(………あたしに、あいつを見れるか?)
答えは、否、だ。
「無……「まぁ、頷くまでここからは出せないが」
チッと派手に舌打ちをする。
強制か、なら聞くな。
選択肢を与えるな。
「勿論、つけるよな?」
「…………」
朔夜から伝わる有無を言わせない圧力。
流石は総長。
(だけど、全開であたしに向けなくても)
心の狭い男だ。
あたしは、深くため息をついた。
「――――分かった」
仕方ない、とあたしは自分の手を見つめた。
落とし前を、つける、か……。


