その目には、軽蔑の色が見られる。
「お前の、仲間だろ?」
――――仲間?
『総長っ』
『やっぱ強いっすね』
『惚れました総長!』
『桜姫っ』
『―――――――死んでよ、桜姫』
「――――仲間?」
ハッと自嘲する。
仲間、仲間、なかま………
「仲間なんてあたしにはいない」
仲間だと思っていたのはあたしだけだった。
だから、あいつはあたしに刃を向けた。
「あたしには関係ない。皇蘭がどうなっていようが知ったことじゃない」
「っお前、」
「殴るか?女嫌い」
「っ」
赤髪は、膝の上で握り拳をしながら震わせている。
あたしを殴りたくて仕方がないらしい。
「ですが、」
「お前はなんだ?今の皇蘭を止めてほしいのか?」


