月夜に舞う桜華




パチパチと目を瞬かせ、俺は、ふっと口元を緩める。


『―――そうかよ』

『おう』

『当たり前だろ』

『お前なんかにまかせられるかっての』


ケラケラ笑いながら三人は俺の横に並ぶ。


『お前なんか………ってお前ら、先輩に何て口の聞き方を……』

『は?先輩?』

『たった今から先輩後輩の意味なし』

『タメなんだし』



『………あっそ』




何故だか複雑な思いを抱きながら、俺達は皇蘭を離れていった。












それから、1年と半年余り。


その間、血眼になりながら桜姫の行方を探したが影すら見つけることはできなかった。


(―――――桜姫は、本当に死んだのか?)


もしかしたら和の言葉が本当なのかもしれない。