月夜に舞う桜華




(なんか、煩さに拍車がかかってる………)


一年半前は、まだ大人しかった。


若干引きつつ、あたしは教室に向かう。
その周りに当たり前のように司達が囲む。


「なぁなぁっ今日はどこでサボる?」

「昨日と同じ場所でよくね?」

「椿も一緒だったらあそこは良くない」


(…………あたしも一緒なの?)


それだけは勘弁してほしい。せっかくゆっくりと眠れるのだから。


「じゃあどうする?」

「無難に屋上とか?」

「屋上は雅龍のだ」

「はぁ?!なに定番してんだよ!」

「………うざ、」


再びギャーギャー言い始めた男達にあたしは耳を塞ぎたくなる。
ポケットからイヤホンを取り出して耳にはめ、iPodをつける。
癒される音楽が耳から入ってくる。